ぽけもん一択

玉を突く、のではなく、

玉をキューで押す。

目的地点へ、送り届ける。

力は必要ない。

丁寧に丁寧に狙いをつけて、一球、一球、仕留めてゆく。

柔らかく、柔らかく、キューを振る。

強く突いても、よい結果は生まれない。

「ﾅｼｿﾝﾅﾂﾖｸﾂｸｶｰ」である。


世の中、万事そうなのだろう。

力で解決することなど、実はそんなにないのだ。

生き残ることのできる種は、

強い生物ではなく

環境に適応できる生物だと、いう。

柔らかく、状況に対応する、それこそが、揺るぎない強さへとつながるのだ。

ずっと、コイル一択で、押し続けていた。


にしぐたん会長に、

「コイルで、押せば大丈夫ですよ！」

と指示をいただいたからだ。

力技である。

だが、もう、どうにもこうにも、行き詰ってしまった。

柔らかく、状況を判断して、ポケモンを選択する必要がある。

ドラクエでも、「がんがんいこうぜ！」の一択だった私。

基本的になんでも一択なのだ。

食べ物も「カツどん」一択。

飲み物も「ミルクティー」一択。

だが、大いなる変革のときが来た。

コイル一択！

そんな安易な選択で乗り切れるほど、ポケモンは甘くない、ということか・・・。

１６時間。バッチ３つ。

苦難の道である。

他のRPGと違い、レベルアップにあまり意味がない。

それよりも、自分のポケモンの知識を深化させることのほうが、大切だと気づく。

いよいよ、のんちゃんと、まーくんに相談だ。


明日から、また、長野方面へ。

乗り遅れと富士山の噴火に注意だ。

寝落ちポケモン部、おつ！

ポケモンが激アツだ。

次から次へ、新しいポケモンさんが出てくるので、非常に忙しい。

まだ、おれの好きなポケモンは出てこない。

その昔、一世を風靡した、ピカチュウやニャースはまだ出てこない。


砂漠で、不足していた属性のポケモンを捕獲。

砂漠のかどに、体力回復をしてくれるお姉さんがいるので、

かれこれ、2時間くらい、砂漠でレベルを上げていた。

まあ、正確に言うと、先に進めずに迷っていたのだが。

同じ景色ばかり・・。

ジムトレーナーの情報もないし・・・。

ドラクエ３の、砂漠をおもいだした。

マミーとミイラ男ばかりのあのステージ。

ぐるぐる、ぐるぐる、ずーっっと出られない感じ。


チュン　チュン

？

すずめのさえずりで、目が覚める。


時計を見る。(　°Д°)

午前6時。

どうやら、ポケモンを捕獲しつつも寝入っていたようだ。

DSを手に取る。

真っ黒。

・・・・・・・・・・・・

画面真っ黒。

えー？

どうやら、電池が切れてしまったようだ。まったく、もやしこである。

セーブデータを確認。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒウンシティ・・・

え？

目が覚めた。完全に。

オハヨーゴザイマス(^_^)／

ここ３年で1番の寝起きの良さである。

私の昨夜のポケモン３時間が、霧散した。

しまったーーー。Σ(ﾟдﾟ；)

なんでセーブしなかったのだろう？

バカバカバカバカ。俺のバカ。

その昔、ドラクエでふっかつのじゅもんを間違えた、あの時の感覚。寒気が蘇る。



ちっ、やってらんねーや！

もうしらねえ！

けっ！

ツタージャと、コイルとリオルで、最後まで行ってやるわε=┌(；・∀・)┘

ポケモンの性能の違いが戦力の決定差ではないことを、教えてやる！

ポケモン赤く塗りたいな。