終戦記念日とポーかー

150ドルでは、勝負にならない。


300ドルを準備する。


(仮想通貨)


今はまだ、慌てる時間じゃない。


チップを削られながら。


とにかくチャンスを待つ。


やっと、おとずれたフラッシュのチャンス。


数字のおおきなフラッシュにつぶされる。


わたしの目の前には、チップがほんの少し。


目の前のプライヤーには、わたしの数百倍のチップがみえる。


圧倒的な戦力差。


きっと、敗戦間際の日本もこんな感じだったのだろう。


これが、資本主義の縮図。


手もとのわずかなチップでは戦略も何もあったものではない。


撤退。


私はわずかなチップを持って退席する。


あのときも、空襲くらうわ、


挙句の果てには、原爆を落とされるわ


圧倒的な戦力で敗戦に追い込まれた。


力なきものは滅びる。


資本力がすべて。


これが世の中の全てなのだ。


けれど、敗戦しなければ、わからないこともある。


負けから、たどりつける勝利もある。


潔く戦場を離れ、次の戦争に備える。


チップが必要だ。


まず、圧倒的なチップ。


その次に情報。


わたしは、10ドルのブラックジャックのテーブルで


とりあえず、1000ドル貯めることにした。


こつこつ立て直す。


まさに、戦後の日本のそれだ。





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