やってらんない

町に商売にでて
遅くなったので
泊まって帰ることにした。
天気の良い朝。
帰宅すると、
家族はミナゴロシにされていて
息のある妹は鬼になっちゃってたんすけど。

置き換えてみて、
ここから、こんな地獄の底から
鬼になった妹とかを
なんとかしようなんて思えないし
思わないだろう、と思った。
リアリティがない、と。
「鬼滅の刃」をはじめて読んだとき
最初はそう思った。

なんともならない絶望のなかでも
何にもしないよりも、
なんとかしようと頑張るほうがよい。
もしかしたら
ひょっとしたら、
光に届くかも知れない。
そういう話だった。

「それでも、
なにもしないより、よい」
そう思えることは、若さの特権。
「エンディングが想像つくから
得することしかやらない」
というのは、老いている証拠だ。

鬼滅の刃に共感できなかった、自分は
いつしか、少年ではなくなり
少年ジャンプを読む資格を失っていたようだ。

少年漫画の使命は、少年に
「困難に立ち向かう勇気を与えること」
これに尽きると思う。
いつも忘れてしまうけれど
「勇気」
それこそが
どんなときも失ったはいけない
大切な矜持なのだ。







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