食いしん坊の名がすたるでしょ

今日は、水曜日。

お昼は、おでかけごはんだ。

ぶチョリーナと、その他４人で、やはり懲りずに「坦々麺」を食べにゆく。

暑い日差し。

まさに、真夏日。

だが、暑い日でも、「坦々麺」を、「冷やし坦々麺」に変更してはいけない。

２つは、似てはいるけれど、非なるもの。

「冷やし坦々麺」は、冷やし中華の仲間。

夏にだけ現れる亜種だ。

やはり、坦々麺の魅力は、あの暖かいスープにある。

熱い魂がそこにはあるのだ。

5人で、入店。４人の戦士が、坦々麺に挑む。

汗を滝のように流しながらも、その芳醇な味わいの舌づつみを打つ。

私は、戦士ではなく、坦々麺に関しては、勇者だ。

なので、大盛りにライス付きを注文。

これくらいペロリσ(´┰｀=)である。

そのつもりだったのだが。

まず、坦々麺中央のそぼろを、ご飯にかける。

そして、スープを一口。

いつものペースで、完全に坦々麺を沈黙させる予定だったのだが・・・。

どうしたことか、全然、食が進まないのである。

スープは、グイグイ飲めるものの、肝心の麺が体に流れていかない。

「おかしい、どうしちまったんだ？おれ・・・」

周りの戦士たちは、もうほとんど完食して、「水を飲みながら私を待つ」という寒い状況に。

だが、私の坦々麺は、まだ半分くらい残っている。

「がんばれ！おれの体よ！がんばってくれ！大盛りを頼んで残すなんて、ダサいこと、できないぞ！」

気を使って、引き続きみんなのんびり水を飲んだり、汗を拭いたりして、待ってくれている。

賢明に水で麺を流し込む。

味なんて、もうわからない。残念だ。

むううう。

むううううう。

むううううううううううううううう。

むりぽ！

「すいません。ごちそうさまです。」

大盛りを頼んで残す。

食いしん坊の名折れである。

おととしの夏、甲府で、モチダムたちにあれほど注意されたのに、

またやっちまった。

私は、お店のマスターの食べ残したことを謝罪して、店を後にする。

勇者どころか、とんだヘタレである。

おそらく、これは夏バテだ。食欲が全然ない。

その証拠に、おやつとジュース以外、喉を通らない。

ヤバス。

かびさん

タイプ　くいしんぼう

七夕だお！闇のゲームおつ(_´Д｀)ﾉ~~

本日、放課後。

客様への挨拶も兼ねて、平塚七夕祭りへ

ぶチョリーナと、出撃。


あいにくの小雨にも関わらず、なかなかに盛況。

お客様への挨拶(=・ω・）ノも終わり、出店を回る。

よし、頃合いだ。

私は、闇のゲームを始める。

ぶチョリーナに、気づかれずに、どれだけ「買い食い」ができるか、のゲーム。

このために、２０００円ほど、１００円玉にエクスチェンジしてある。


去年は、震災で自粛されていた七夕祭り。

おととしの、スコアは４。

イカ焼きを落としてしまい、やる気をなくしてゲームオーバー。

今回は、おととしの失敗を反省。

質量の軽いもので、攻める予定だ。

Go!

①　きゅうりの塩漬け

　　クリア

②　やきとり

　クリア


③　アイス

　クリア

④はしまき

　クリア

⑤チョコバナナ　

　クリア

⑥ドーナツ

　はしまきの時、ばれそうになる。でも危機一髪。

おなかが、タプンタプン。

小銭もなくなってきた。

スコアは６．

雨に、助けられた,展開だ。

はっきりいって、食べ過ぎて気持ち悪い。

ビーバーみたいに、大急ぎでかじるので、味もよくわかんない。

ところで、さっきから、ぶチョリーナの様子が変だ。

何かを探している様子。

少し歩いて、看板を見上げ、ぶチョリーナが、口を開く。

「よし、入るぞ」

ぶチョリーナが、これまた小洒落た居酒屋の扉を開く。

え？マジデスカ？

「生、２つ」

メニューを開き、

「串をここから、ここまで２本づつ、よろしく」

と、注文。

いつもなら、いつもの私なら、飛び付くであろう、美味しそうな焼き鳥が並ぶ。

やきとりカーニバルだ。


また、例によってぶチョリーナは、

平塚で、美味しくて落ち着けるお店をリサーチしてくれていた様子。

接客マナーもよく、雰囲気もよい。

やきとりが、こっちを見てる。

ううっぷ。

もう、無理です、なんて言えるはずもなく

うさぎのように、キャベツをかじる私。

実は、買い食いしてしまいまして、なんて言えるはずもなく・・・・。

結果、１本、残してしまいました。

闇のゲーム、試合に勝ち、勝負に負けた。という感じだ。

帰りのバスは、地獄のメリーゴーランドだった。

もう、闇のゲームはしない。永遠に封印だ。



世界で一番おいしいやきとりは、戸畑のじろちょう。

ぶっちぎりで、じろちょう。


ぶチョリーナにもいつか食べさせてあげたい。

１人、１本だから、ワンチャンスだよ。

ブチョリーナのめがね

朝礼後。

ブチョリーナが、めがねを２つかけていた。

めがねの上にさらにめがねをかけるという、

常識では考えられない超高級なボケだ。

だが・・・・・・・・・・・。

他の社員の様子がおかしい。

平然と日常業務をこなしているのだ。

どんな、アイアンハートなのだ？

なぜこんなひっくり返るくらいおもしろいことをされて平気なのか？

私は、もういい加減我慢ができなくなって、ぶチョリーナに突っ込む。

いくら、私が、イケボを目指していても、ものには限度がある。

「ぶ長、めがねのうえに、めがねがかかってますぜ！」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぶチョリーナは、憮然と答える。

「これは、そういうめがねなんだよ！」

え？え？え？

調べてみた。

オーバーグラス。

マジデスカ？

ググってみるのだ・・・・


ほんとにあるんだね、そんな冗談みたいなめがね。

なんかもう、いろいろすごいや？

めがねキャラNO1の春日まなみ。



そして、きまぐれオレンジ・ロード最終話掲載のジャンプ。


やっぱり、アニメより、コミックより、小説が一番楽しいな。o（＾∀＾）o

いやあ、まさかの展開でした↓

ケーキとブチョりーナ

ブチョリーナに「えらいことです、私、うつ病かも知れません。」

と診断テストの結果が、25年前から9割該当していたことを告げると、

日頃、クールなブチョリーナが腹を抱えて笑った。

なんとも、失礼な話だ。

こんなに寡黙で塞ぎこんだキャラを自演しているのに、何故だろう・・・・。


朝礼後ブチョリーナと、お客様のところへ挨拶へゆく。

運転は私。小さい音で、ギルクラの主題歌をかけている。

ブチョリーナはジャズか何かが流れていると勘違いしている様子。

ブチョリーナは超リア充だ。けれど、ニコ厨をいじめないリア充なので、別に爆発しなくてもよいとおもう。

よい、リア充なのだ。

その営業の帰り道、対向車線の道路の脇にケーキ屋をみつけた。

「ブチョー、大変です！！ケーキ屋があります。寄りましょう！」


小さい声で、いや・・と答えている声が聞こえたが、ガン無視で、うむをいわさず、車をケーキ屋へ。

ハンドルを握っているのは、私だ。

そのお店は、工場直販のケーキ屋さん。

全て、びっくりするほど安い。

ブチョリーナは、楽しそうにきょろきょろと店内を散策して、袋いっぱいのケーキを買った。

そして、それを車内に置き、また店内へ。

ほくほく笑顔でもう一袋抱え出てきた。

「こんなに買っても1,000円だった。買いすぎちゃった。」とご満悦。

車の後部座席には、大きな袋が２つ鎮座している。

こんなにたくさんどうするんだろう。

私のそういった心配は杞憂に終わる。

会社の戻ると、うれしそうに社員全員にケーキを配るブチョリーナ。

もうひとつの袋には、パンが入っていたらしく、女性社員にお土産として持たせていた。

かくして、私の机上には、４つのケーキと１つの調理パンが置かれることとなった。

食べてしまわないと、書類を展開できず仕事にかかることができないので、全部ぺろりといただきました。

よい、一日である。

人間なんて、簡単なもの。ケーキ１つで幸せになれる。

大切なことは、気持ちの持ちようだ。

心のあり方ひとつで、地獄は天国にだって変わる。

所詮、脆弱な人間なのだから。

ブチョリーナ３DS

ニンテンドー３DSは、必要かどうか？

後輩とそんな話をしていたら、ブチョリーナが話に加わってきた。

「そんな、３Dになんかする必要ないだろ？」

ブチョリーナは、以前何かの賞品としてニンテンドーDSを手に入れた。

そして、その時に、ソフトを三本、大人買いしていたはずだ。

3年ほど、昔の話である。

まるで、ニンテンドーDSのヘビーユーザーのような口ぶりなのは、そうゆう理由からだろう。

「今は、何のゲームをされているのですか？」

気になったので、訊ねてみた。

「漢字合成」

「おつり計算」

・・・・・・・・・・・・・・・

ブチョリーナは、3年前に購入した、「脳トレ」にまだご執心のようだ。

というか、3年前から、新しいソフトなど購入していないらしい。

確かに「脳トレ」が３Dになる必要はないですわ。

おそらく、その生真面目な性格のため、今やっているゲームを、

完全にクリアするまで、新しいゲームを買わない、そうゆうスタンスになってしまったのだと推察される。

「脳トレ」にエンディングなんてないですから。

モノを大切にする、その不動の美学を垣間見たそんなヒトコマだった。

シークレットナンバー・ブチョリーナ

「あー、もう、めんどくせー！」

「これは、面倒ですねえ」

社内から、次々に声があがる。

先日、我々が業務に必要な書類を作成する為に、毎回10桁近いパスワードの入力が課された。

はっきりいって、毎回毎回とても面倒くさい。

険悪な空気となった社内で、ブチョリーナは知らん振りをして、何かを懸命に調べている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
２０分ほどして、ブチョリーナが無言で、私の机上に紙を落として、去っていった。

なんだろう？訝しがりながら、紙を覗き込む私。

紙には、社員全員分のパスワードの語呂合わせが、記載されていた。

私の語呂合わせは「おもちよいよい・・」とかいう、食べ物にちなんだ覚えやすいもの。

これを、調べていたのか・・・。しかも意外にも、なかなかの秀作ぞろい。

ブチョリーナ。相変わらず、油断できない男だ。

ブチョリナブチョヒの憂鬱

ｳﾙﾄ、ﾗﾋﾞｯﾂ1号で、帰社した社員が、口を開く。

「サイドミラーに鏡をつけたのは、誰ですか？」

ブチョリーナが、俺だ、と、ドヤ顔で答える。

私は、昨日の夕方、ブチョリーナが市内に出かけていった様子を思い出した。

そういえば、あのとき、なんだか楽しそうにしていたなあ。

「あの、車を駐車しづらいのですけど・・・」

社員は続ける。

「後ろが、全然見えないんです。」

後方視界の視認性が悪いことを、さらに強調する。

「はずしてください」

プラグマティズムなその社員は、そう告げる。

ブチョリーナは一瞬、寂しそうに顔を曇らせたけれど、

「はい。」

と、いつもどおりのクールな顔で答えた。

私は瞬時に事態を理解した。

ウルトラビッツ1号は、ちいさな車だ。

そのため、どの社員が操縦してもバックでまっすぐ駐車することが、困難だ。

先日も、そのことが、社内で話題になった。

ブチョリーナは、その解決策として、ミニミラーを購入してわざわざ、取り付けたのだろう。


みんなのために。よかれと思って。それが昨日のお買い物であり、あの冒頭の一瞬のドヤ顔だったのだ。

喜んでもらえると思ったのだろう。

けれど、この仕打ち。

私は、昼休み、\\ブチョリーナをフォローの材料を探す為に、ウルトラビッツ１号へ向かい、ハンドルを握る。

本当に、後方視界が悪いのだろうか？実態を検証しよう。

・・・・・・

確かに、視界は狭くなっているが、慣れれば問題ないのではないか。そう思った。

うーん。

だが、後方視界が狭くなっていることが、問題なのだろう。残念な話だ。

思いやりが、仇になる。

そんなことは、人生いくらでもある。

いや、むしろ、思いやりは、ほとんど仇となって自分に跳ね返ってくる。

それでも、その生き方を変えないブチョリーナは、ナイスガイだと、やはりそう思うのだ。

Gメン７５（ぺ・ブチョンジュン）

ブチョリーナは、最近、視力が落ちていらしく、

車を運転するときには、メガネをかけている。

ずいぶん、むかしのメガネらしく、はっきりいっていまいち。

麻薬Gメンみたいな、昔の石原裕次郎のような、そういう渋さはあるけれど、やはりいまいちである。

昭和の香りのするメガネ。

けれど、ツッコムむと、裕次郎を貶める気がしたので、

メガネのことには、あまり触れないように、注意していた。

紳士のたしなみである。

だが、今日、ブチョリーナがイカすメガネをかけて登場した。

そもそも、車を運転するときに、必要なメガネなのだから、

社内で、メガネをかけている地点で、これはもうつっこむべきネタだ。

知らん振りは無理ザンス。

結構おしゃれなメガネで、あまりにも、似合っていたので、いくらくらいするものか、気になり

いろいろ尋ねてみた。というか、問い詰めた。

どうやら、10万円もする、ドイツ製のメガネらしい。

高い！高すぎるだろう！

カツ丼なら、１７０杯食べることができる。信じられない買い物だ。

さらに、問い詰める。どのような思いがあってのことなのか？

・・・・・・・・・・・・・・・・・ふむふむ

どうやら、よいものを、長く使う、ということが、ブチョリーナの美学のようだ。

そうか、今まで運転時にかけていたメガネは、30年近く大事に使っていた、ということなのか・・。

そういえば、私のお袋につくってもらったコートも、叔母にいただいたかばんも

親戚にもらった財布も、何年も遜色なく使うことができている。

なんだか、そういうモノへの価値観ってかっこいいなあ、と感じた。

まあ、モノを大切にできる人は、周囲の人間も大切にできるから。

・・・・よし、小さなことから、はじめよう。

まずは、漫画は単行本ではなく、愛蔵版を集めることにしよう。

長く長く末永く、刻を越えて読み返すことができるように・・・。

ブチョリーナ兵器工場

ブチョリーナのデスクの方角から、戦闘機が飛んできた。

知らん振りしていたら、もう一機飛んできた。

きっと、私が反応するまで、何機でも戦闘機が飛んでくるだろう。

私は、ウルトラホークのとなりに、ブチョリーナ社製の戦闘機を並べた。

すると、戦闘機はもう飛んで来なくなった。

少し、気持ちがなごむ。

ブチョリーナの戦闘機は折り目正しく美しい造形美を醸し出している。

師走でけっこう忙しいはずなのに、この余裕。

さすがだ。

スベランカー（日常）

何をやってもうまくいかない時がある。

私の尊敬するキャプテン・ハーロック氏は、

「そんな時は、男はただ黙って寝ていればいい」と言ったとか、言わないとか。

しかし、私は宇宙海賊ではないので、そうはいかない。

その日は、とにかく、スベリまくりだった。

Mドナルドのドライブスルーで、「ビックリ・マックとシェイクを下さい」と頼めば、

「ビック・マック」ですね？と素でマイク越しに返される。

営業で、大磯方面にいく予定があったので、ブチョリーナに

「大磯におおいそぎで、いってまいります」と告げるも

「気をつけて」との素の返事で、拾ってもらえず。

とにかく、枚挙に暇がないほど、すべりまくりのスベランカーである。

そんな折、会社に大きなダンボールが届いた。

ブチョリーナ宛。フタを開けると、大きな大きな柿がたくさん入っていた。

ブチョリーナは、社長室にダンボールを運び込み、鼻歌交じりに、

柿を２つづつ、丁寧に新聞紙で包み、ビニール袋にいれてくれている。

そして、社員全員に、その柿を配り始めた。



↑（画像をみても分かるように、アルカディア号映画版よりも、大きなビックサイズの柿だ。）

おおきなとてもおいしそうな、柿を２つ私もうけとり、いちかばちか、かました。

「ありがとうございます。光沢といい大きさといい、この柿、かっきー（かっこいい）ですよね」

唐突かつ、０点なアトミックダジャレである。

ブチョリーナは、「ああ、２・３日置くと、もっとおいしく食べることができるよ」

とこれまた、素の返事。今日は本当に駄目な日だ・・・・。

「じゃあ２．３日後、かきごはんにでもしてみますか？」

と返す私。

「ははは、そのカキじゃないだろ？」とブチョリーナは馬鹿うけ。

思わぬ大ヒットである。そんなんでいいの？

ともあれ、ブチョリーナにいただいた２つの柿は、現在、私の部屋で

インテリアと化している。もったいなくってまだ、食べる気がしない。

もう少し、この柿を眺めながら、晩秋を感じていたい。