想い遥か。 [日常]

袴姿の学生が視界に入る。

あちこちで記念撮影をしているので、その写真に写りこまないように細心の注意を払う。

魂、抜かれちゃうからね。

ふと、昔の仲間を思い出す。

あの時、この場所で別れた仲間たち。

みな、しあわせでいてくれるだろうか?

気が付くと、懐かしい場所に立っていた。

20数年前、自分が卒業の時に、最後に記念写真を撮った場所。

セピア色に霞む情景。

「あの頃」が鮮明に蘇る。

なんだか、自分ひとりだけが、この場所に取り残されているような錯覚に陥る。

過去にとらわれると、未来を失う。

だから、振り返らないようにしているのだが、

今日だけは、どうしても思い出の残照に浸りたかった。

私だけが、ずっと、何一つ変わらない。

卒業できずに、ここにいる。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm2406770

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オマージュという名の呪縛 [日常]

10代。

バンダイの販売しているプラスチックモデルが大当たりで、

ガンダムはブームになった。

再放送の放映を毎夕方観る。

その最終回に、「ジオング」というモビルアーマーが出てくるという。

17:30.

全力で帰宅。

最終回の一つ前のおはなし「光る宇宙」の最後のシーンで、ジオングの姿を垣間見る。
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なんだ、これ、赤くない。

赤い人専用のモビルアーマーなのに赤くない。

けれど、抜群にかっこよかった。

脚部→まだついてない、ただの飾り。

塗装→間に合わない。

まさに、劇を締めくくる「驚き」。

平成のオマージュガンダムとして、シードの後に制作されているUC(ユニコーン)。

こちらの最終回に、ネオシジオングがラスボスで出る、という。

まだ、観ていない。というか、まだ、観る勇気がない。

がっかりしそうだからだ。

新しい驚きがなさそう。

永井 豪 先生が、

「どんなクリエイターも本当の意味で新しいものを創造することは、できない。」

とおっしゃっていた。

常に、自分の感動した「何か」の焼き直しに過ぎない、というのだ。

けれど、感性に水をあげて、新しいものに挑戦することこそが、クリエーターの真価だろう。

ジオング出しておけば、まあ、無難でしょ?

みたいな感覚が残念でならない。

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たくさんのなかからのひとつ [日常]

今期、新作が多すぎて切れない。

どれも、そこそこ楽しそうだし。

ゲームも漫画も小説も、積んでばかり。

モノが、溢れているのだ。

これは、何も趣味にかぎったことではなくて、

あらゆる局面で、そうだ。

何かを捨てなければ、何も得ることはできないし。

過去に囚われると、未来を見失う、ということと同じで、一歩も前になんて進めやしない。

捨てようかどうしようか迷う地点で、それは、もう必要のないものなのだ。

それもわかっていてできない。

捨てたいし、捨てなければならない、と思うのだけれど、捨てられない。

最悪ともいうべき、決断力の弱さは、私を根腐れさせる。

では、逆に絶対に必要なものは、何だろう?

考えてみる。

ごはん。

コーヒー牛乳。

艦隊これくしょん。(未経験)

そうか、そうか、じゃ、基本何もいらないのと同じじゃん。

今はなき、日本の哲学者、「池田晶子」さんが、

「新聞もテレビも、ケータイも必要とは思わない。

ただ、自分の頭があれば、頭の中であれこれと考える。

それで、事足りる。」

などどいうことを、書いていた。

かっこいい、とおもった。

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果てしなく透明な色 [日常]

穢れを知らぬ白さが好きだ。

連邦の白いヤツのこともチョー大好きだし、ゆきのしたゆきのんさんも大好き。

オセロでは白を取るし、黒いしゃもじは許さない。

そして最高のくいもの、「おもち」。

この白さにかなう白さは存在すまい。

その白さを求める私の想いが天に通じたのだろうか?

チョー高級そうなお店に私は座っていた。

こ汚いコートと髭面の私は、とても場違いだと思わざるをえない雰囲気。

誘ってくださるセンパイに、ひょこひょことついてきたお店がこんな料亭だとは思わず

ちょっと、気後れしていた。

関門海峡を泳いでいそうな白身の魚が、続々と登場する。

その白身の魚はモーレツに美味しい。

多分有名な高級魚料理であることは疑いようがない。

運ばれてくる食材の盛られたお皿。その中で、ひときわ輝く、白いお皿。

眩しくて直視できない。

「おもち」

そのお皿には、おもちが9個鎮座していた。

9個。つい軽いノリで、その全てを鍋に投下。

おもちは、想像以上のスピードで鍋に溶け、白身の魚と融合してしまう。

「しまった!。このままでは、おもちさんが、白身魚さんをはじめ、他の具材に迷惑をかけてしまう。!」

私は、大慌てで、もちをくらい尽くす。

スジョウユで食べるおもちは、とてつもなく美味しい。

白身魚さんの味が、さらにおもちさんの味を高次元なものに昇華しているのだ。

白と白のコラボネーション。

今回も席でも、たくさんのことを勉強させていただいた。

私の尊敬してやまない松前重義総長。

その建学の精神を体現しているセンパイの言葉は重い。

本当に総長の言葉をいただいているような錯覚にも陥る。

とても心地よい。

今回は、「分をわきまえる。」ということについて考えさせらた。

誰にも、それぞれ絶妙な出番があり、それをわきまえないと無様なことになる、ということ。

「出番じゃない。およびでない。」

は、愚鈍の証だということ。

いつも、余計な言葉が多い私には、魂にくくりつけて自重せよ!との天命か。

重くその言葉を受けとめ、

いやあ、やはりいくら好きとはいえ、「おもち」を9個もペロリンしてしまうことは

「わきまえていなく、格好悪いなあ、」とまず反省した。

控えめであること。

状況を見極めること。

これらは、私の中でより白に近づくイメージ。

一年の最初に、これらを心に刻み付けることができた、そのことは、私にとって大きい。

素晴らしいスタートとなった。

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おおみそか。 [日常]

おおみそかに、キョーミはない。
年明けにもキョーミはない。
変わらねー1日である。
けれど、日頃、挑戦できないことに、挑戦したい。
ということで、
どれだけ「引きこもり」が可能なのか挑戦。
おやつと、本をたっぷり抱え込み部屋に籠城。
スマホのデータ通信が、限界にきている。
ピーナッツばかり、もうあきた。
隣の部屋から、おおみそかなのに、すき焼きの匂いがしてきた。
わたしは、部屋をでる。
引きこもり、すげえたるいんですけど?
引きこもりのひと、マジ尊敬するわ。
こんなん、よく何年間も頑張るよね。
おせち料理の重箱があったので空けてみる。
案の定、昨年同様、三段ともクロマメだった。

初音ミクさんとファミマ。 [日常]

ファミマさんのことが、嫌いになった。
毎回毎回。一回800円もするような、くじで
善良な大きな子供たちに、きょうれつな一撃を、くらわす。
くじいがいにも、おかしやおにぎり、
今回にいたっては、小さなおうちつきのケーキである。3939円?
完全にさんたみくさんのお人形の値段がやのっかっている。
ファミマさんのこともだけれど、初音ミクさんのお人形を
世に送り出しているぐっすまさんも思い上がっている。
もう、ファミマさんには、いかない。
さんたみくさん、ケーキの小さなおうちなしで、4000円で
ネット販売されていた。
ケーキ800円、初音ミクさん、800円くらいが、妥当だとおもう。
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素晴らしき哉、人生! [日常]

「素晴らしき哉、人生!」

和訳をしてみたのならば、このタイトルになったのだろう。

フランク・キャプラ古い映画。

貧しくとも心温まる作品。

家族のいる人におすすめの映画だ。

高校生の頃、Oヘンリの短編集ばかり読んでいた私は、

幸せは、当たり前に裕福を分かち合うことではなく、

貧しさを分け合えることなのだろうと、そう信じていた。

若かりしころ。

現在は、しあわせは、頭の中でそう信じるものであり、

貧しいとか裕福とか、そういう同じ次元には存在していない、と思う。、

しあわせと思えば、それでしあわせ、なのだ。

少しネタばれするのならば、

何もかもうまくいかない男が、死を考える。

そこに、天使がでてきて

「男のいなかった存在しなかった世界」を男に見せる。

男は、人とのつながり、人生のあたたかさ、

「当たり前にきづけなくなっていたもの」に気づき、生きる力を取り戻す。

私は、この映画が大好きだ。

機会があれば、ぜひ、ご覧いただきたい。

つたやさんにゆけば、必ずあるはずだし、

もしなければ、そんなつたやにつたやさんの資格はあるまい。


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踊らされちゃうもの。 [日常]

ちょっと、このミクさんはかわいいにもほどがある。

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あまぞんさんで調べたのならば、6,000円だった・・・・

ムリポ!

となると、やはりこの3,939円のケーキを買うしかないのか・・・

付いてくるミクさんで我慢。
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ところでこのミクさん、頭が大きすぎて、煙突からも、ドアからも

家の中に入ることができないし・・・・

家のドアがチョコなので、溶かして家に入るのかな?

そもそも、このケーキの家がミクさんの家だという確証はない。

ちびっこのおうちかも知れないし・・・

けっこうかんたんだった。 [日常]

他人に干渉しないだけで、こんなに人生楽になるとは。。。

だって、他人に対して期待しなくてよいのだから、

イライラしなくてすむ。

許せない、なんて思わなくてすむ。

なんだか、この世を俯瞰できている感じで、チョー気楽。

みな、自分の責任で生きている。

それで、もういいじゃない。

呪うことも、妬むことも、競うこともない。

ただ、自分とのみ向かい合い、積み重ねてゆけばよい。

期待せず、依存しない。

だから、期待させないし、依存もさせない。

戦う相手は、他人ではなく、自分だから。

自己欺瞞との決別が急務だしね。

いくら軍艦、うに軍艦 [日常]

前方から、金色のお皿の「いくら軍艦」が、攻めてくるであります!

なにいいい。!

迎撃だー!

こ、こんどは、う、うに軍艦であります!危険です!

う、うにいいい?

なぎはらえー!

こ、今度は、ちゅ、中トロが、中トロが一個中隊降下してきました!大ピンチです!

さ、左舷の弾幕はどうしたー!


頭の中は、こんな感じでたいへんだった。

あんなお寿司の大部隊との交戦は初めてである。

大学時代の友人と恩師のところへ挨拶へ。

そのあと、お寿司を食べにいく。

みんなで食べると本当においしい。

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