ドラゴンバスター(レトロゲーム)

昔のゲームというのは、なんともいえぬ、良さがある。


そもそも昔は、ゲームのタイトルそのものが少ない為、


ソフト一本がとにかく大切だった。


なかでも、アーケードからの移植となると、


1回50円位の価値のあるゲームを


何度も家でプレイできるのである。最高だ。



お正月のお年玉で購入した。
豪華な感じしかしない。
ドラゴンバスター。
なんてかっこいいタイトルなんだ!
ファミ通で、何度も予習してた。


ドラゴンバスターは金色のカートリッジ。


カセットを開き、とりあつかい説明書を読む。


このドラゴンバスターの世界に


どっぷり入り込むために、


設定をしっかり心に刻み込む。


主人公は、クロービス。


街の鼻つまみ者。


暴れん坊で嫌われ者。


街から追い出されてしまう。


そんなクロービスではあったけれど


実は、お姫様に密かに想いを寄せている。


セリア姫は、優しくて


クロービスとは真逆の世界。


ある日、セリア姫がドラゴンにさらわれる。



風の噂にそのことをきく、クロービス。


姫を助けるために、ひとりドラゴンを倒すため旅立つ。


セリアはクロービスのことなんて知らない。  


クロービスが姫のために、ドラゴン退治に出かけているなんて


誰も知らない。


やられたなら、本当にその想いは誰にも届かず


所謂無駄死にである。


それでも、勇気を振り絞り


剣を握り目的に挑む、その姿は


当時の私にとって、


紛れもない「本物の勇気」だった。


「ドラゴン バスター」


カートリッジを差し込むと


BGMが流れ出す。


奮い立つ勇気。


現在でも、厄介な事柄と対峙するときには


私の脳内ではこのBGMが流れる。


そうすると不退転の想いが湧き上がってくる。


ゲーム世代。


いつだって、その仮想の世界は


目の前の現実よりもはるかに現実(リアル)だった。


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