あにょYにょ。旅打ち⑤

前回までのあらすじ

ポン友であるところの、Yにょのひょんな思い付きから

Yにょのお金でパチスロを打ち、どこまで旅を続けることができるか、

試してみることになったゆうゆう。

ビクトリーシーズンという神がかり的なヒキを持つYにょのおかげで

緒戦は、楽勝。

もしかしたら、東京くらいまでいけちゃうかも、そう本気で考え始めていた。

若さゆえの、馬鹿さ、である。

********

Hヤシに、今日の麻雀はなしだ、と告げ我々は旅立つ。

Yにょの車で、さらに海岸線を北上する。

カーステレオから、森高千里の曲が流れる。

森高千里というのは、足のきれいな女の人だ。

そして軽い曲調が、まさにYにょ好み。


さて、2戦目はどうするか?

いつもの店をめぐりリーチ目拾いをする、という方法もあるが・・・。

堅実に勝つ方法なんていくらでもある。

けれど、それは、すこし、つまらなく思えた。

すこし、考え、私は思いなおした。

いや、せっかくだから、冒険してみよう、どうせYにょのお金なんだし・・、

いろいろな店にいってみたい。

私は、Yにょに 話しかける。

「次に、視界に入ってきた店で勝負しようや。」

Yにょは、少しアクセルを踏み込みながら

「おう、いいぞ。なんでも、いいぞ。」

と、即答。

Yにょの軽自動車が、快音を立てる。

なんだか、理由もなく愉快な気分になってきた。
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