アウトローな夜7 ぽっくす小噺

深夜のビリーヤード店を、パトライトの灯りが包む。

ビリヤード店に、物々しく乗りつけられたパトカーから、

偉そうにRぞうが、降りてくる。

「もう酒気帯はだめよ」

と声をかける、ポリスマンに、

「うるせえ」

ひとこと、返して、店内へ。

はたからみれば、完全に事件発生の様相。

店内にいた常連さんや、マスター、店員さんが、心配そうに見ている。

私は、まるでRぞうのマネージャーのように、パトカーから降りる。

事情を、説明する。

そのあとも、Rぞうは、ふつうにチェリー(ゲーム機)で遊び

酔いを醒ませてから、2時間ほど玉を突いた。

おそるべし、Rぞう、本当のアウトローである。

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