雪のちカレー ライス

信州の朝は寒い。
その寒さに耐えつつ、顔を洗おうと、起き上がる。
メガネを掴んで、我に返る。

足のとれた、昆虫のような有様のめがね。
「そうだ、昨日壊れたのだった。」
昨日の、乗り遅れ、そしてラーメン事件のあと、
宿泊施設の部屋で、雑誌を読んでいたところ、めがねが、壊れてしまったのだ。

もう、この旅は、フルボッコにされる旅だから、と、気持ちが揺らぐことはなかった。
予備のめがねに着替える。

ぐだんぐだん。

そう、古すぎて顔のサイズをはるかに凌ぐ広がりで、
頻繁に落ちそうになる。
まったく、もう、どうしようもない。

その日の昼食。
私は、カレーを頼んだ。
食いしん坊の名にかけて、もちろん大盛り。

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おいしそうな香り。

うっとりとして、顔をお皿に向けたとき、視界が不安定になった。



目の前には、まるで、カツカレーのように、
メガネカレーが、横たわっている。

その手があったか!

メガネ落下。

もう、不幸の連続に、言葉もなかった。

めがねの部分をよけて、カレーを食べる。

まだまだ、このようなじわじわ系の不幸が続くのだろうか・・・・・

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