ぽっくす小噺①アウトローな夜。 [ビリヤード]

もう、時効だ。

昔話である。

そのお方は、その頃、新社会人になられたばかりで、非常に荒れていた。

友人のおかあさまの経営する小料理屋で、軽くお酒を嗜む。

このお店は、居心地がよく、、家庭的でおいしい料理が用意されている。

また、料金も非常に良心的だ。

そのお店で、ルービーを勧められるわたくし。

「おう、飲め! オレの酒が飲めんのかちゃ!?」

その方の一人称は「オレ」

とりあえず、そのお方を仮にRぞうさんとしよう。

Rぞう。お酒もずいぶん召し上がる豪傑である。

「おう、ミスチル歌え、ミスチル!」

もはや、こうなってしまえば、私の奏でるメロディーは「哀しみのメロディー」である。

宴もひと段落したあと、Rぞうが口を開く。

「ぽっくす、いくぞ!玉つくぞ!」

えー、そんな状態で玉をお突きになられるのですか?

と内心おもったけれど、ここから「ぽっくす」までは、ほんの少しの距離。

ぽっくす、で、「大きなオレンジジュース」でも飲んでいれば、酔いも覚めるだろう。

わたしも、玉突きたいし・・。

そのRぞうのマーク2が、爆音をたて、進路を ぽっくすへ。

気のせいだろうか、赤色灯の後ろで回った気がした。


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