ストライク・デブッチーズ(日常)

電車内で、見るからに頭の悪そうな若者が2人、話をしている。
その、距離の近さもあり、二人の会話が私の耳に入ってきた。この2人を仮にA.Bとしよう。
A.・「やっぱり、デブって人間としてのレベルが低いよなあ」
B・「そうだよな。そもそもデブって、キモくねえ?」
A・「だいたい、デブる時点で、自己管理ができてねえんだよな。死ねって感じ」
B・「食い物くらい、我慢しろっていうんだよ。法律で、取り締まればよいのに」
A・「デブ、いっぱい食べるし、二酸化炭素一杯吐くし、存在そのものが、もうかんべんって、ほんと、まじ」
B・「地球環境も破壊してるよな、デブ」

宇宙人のような、2人の会話が続く。
まったく、すさましい、デブ批判だ。ずいぶんな言い草である。
だが、彼らの、毒の中にも、うなづける言い分ではある。
自己管理というものが、やはりデブはできていない。これは、この一点だけは、そうだと私も思う。

電車のドアが開く。
どうやら、この2人は、私と同じ駅で降りるようだ。
電車から、降りる際、2人と視線が合った。
私は、
うん、うん。わかっているよ。君達の言い分も、ほんの少しだけは、正しい。
という意味を込めて私は、コクン、コクンとうなづいた。
すると、2人は
「す・すみません!」
と私に言い放ち、走り去ってしまった。
???
私は暫く、意味が分からなかった。
何故、謝られたのだろうか?
少考してみて、一つの残念な結論にたどり着いた。
それは、私が(どちらかというと)、知らず知らずに、デブに分類されるポジションにいた、ということだ。
家に帰り、ものすごく久しぶりに体重計に乗る。
結果は、DB.。体重計の針はデブ確定の数字を指した。

自分のことは、自分では気づけない。
あの、教養のない2人組に感謝である。
デブからの脱出が急務である。
とりあえず、今日うっかり買ってしまった、たいやきをしっかり食べて、明日から、ダイエットに取り組むとしよう。



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