伝説の髑髏⑦

 たいしょうとの深夜のビリヤードが続く。
私は、本来の自分の腕前のことなど、すっかり忘れて、ビリヤード店Fに慣れてきた。
 何となくではあるのだけれど、自分が「この店に常連になった」気分になってきていた。
 とある、夕方、帰宅していつものようにマサカッツ氏からの連絡を待つ。
マサカッツ氏との対戦成績は、ほぼ同じレベル。まさに、好敵手と呼べる関係だ。
 携帯電話が鳴る。
開口一番マサカッツ氏は
「わりいのお、今日、ビリヤードいかれんわ」
プツッ。ツー、ツー。
マサカッツ氏の電話は、おそろしく短い。いつもほとんど用件のみだ。
「ああ、これで、深夜たいしょうと突くまで、ビリヤードは我慢だなあ」
と、ドラクエの続きでもやるか。・・とスーパーファミコンのスイッチを入れる。
だが、なんとなく落ち着かない。
しばらく、グズグズしていたが、気がつくと、私は車に乗り込んでいた。
「とりあえず、ビリヤード店Fに行こう。上手な人の玉を見て勉強しよう。
マサカッツ氏と差をつけるには、よいチャンスだ。」
ビリヤード店Fのハナ台では、いつものようにヒ・デッキ氏がピリピリした空気で、的球を真剣に狙っている。
それとは対照的に、その2つとなりの台では2人組の男の子が楽しそうに玉を突いていた。
実は、最近マサカッツ氏と玉を突いている時から気になっていたよく見る2人組だ。
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ハーブ

何か、文章が文学的でいいですね。
実は、結構更新楽しみにしてます。
途中で飽きて、書くのやめたりしないでくださいね(笑)
by ハーブ (2011-10-19 05:21) 

ゆうゆう

ハーブ様 書き込みありがとうございます。基本くだらない内容なので恐縮ですが、暇な時にでもご覧いただければ幸いです。
by ゆうゆう (2011-10-19 22:36) 

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