漫画家志望(好きなことを仕事にする) [日常]

漫画家志望の友人が、いる。

はじめて会った時に、もう既に自分の進路をしっかり定めていた。

その迷いのない「凛とした眼差し」に胸を打たれる。

「友達は、みんな進学するけれど、私は漫画を描きます。」

美大も専門学校も進路の選択肢に入れず、アシスタントに就き

現在もデビューに向け各賞投稿を続けている。

いい線いっている。

あと少しで届く。

友人の漫画は、とにかく「熱い」のだ。

魂がこもっている。

絵も、もちろんだけれど、プロットの地点で「激アツ」だ。

「伝えたい想い」が線に、セリフにとり憑いている。

先日ひさしぶりに送信してもらった絵を見るに、さらに線が洗練されていて感動した。

ずっと、努力を続けているんだ。頑張っているんだ。

その懸命さを、その線画が物語っていた。

数年前の会話。

「私には、好きなことを頑張れない人の気持ちがわかりません。

せっかく好きなことがあるのに、好きなことに出会えたのに、もったいないと思います。

好きならきっと、きっと、頑張れるし、その頑張ってるときも楽しいです。

頑張らないってことは、きっと好きじゃないんだと思います。

だって、好きなんですもの。それだけで幸せですよ。」

当時、色々なことをめんどくさく諦めかけていた自分には、衝撃だった。

その言葉に勇気をもらった。

あれから、3年。

友人は己の全てを賭けて、夢に向かって挑んでいる。

謙虚に私の作評をも聴き入れて、前に進もうとする。

抱えてるネームやプロットは、私が口出ししたものも合わせれば膨大な数だ。

さすがに、「漫画家デビュー」は猛烈に狭き門である。

でも彼女ならあらゆる困難を乗り越えて、成し遂げることができると思う。

今年こそ、デビューの連絡を心待ちにしている。


あれは、そう、松本零士の言葉だっただろうか?

「時間は、夢を裏切らない。」

重ねてきた時間は、その努力を裏切らない。

年齢は問わないのだ。

好きなことに身を投じよう。

好きでもなことを、好きなフリをすることは、時間の無駄だ。

人生は、何かを成すにはあまりにも短く、

何も成さないには、あまりにも長い。

前者を目指したい。

手塚治虫.jpg





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