自殺について [ブチョリーナ]

ぶチョリーナとのお昼ご飯。

私が、注文したメニューは、エビフライ定食。

マヨネーズをブニューとかける。

ぶチョリーナは、変な形にゆがんだマヨネーズをきれいに直しながら

「けれど、おかいしいよな」

と口を開く。

いじめによる自殺、この報道、対応がおかしい、とのこと。

「みんな、大切なことを忘れているよな」



「何をでしょう?」

私は、咄嗟に、それが何なのかわからなかった。

「死んではいけない、ってことさ。」

確かに。

一番大切なことは、学校の責任の所在云々ではなく

いじめられていたほうは

「死んではいけない。」

いじめていたほうは、

「殺してはいけない。」

この当たり前のことを、しっかりと生徒、父兄、教師の胸に刻み付けることだ。

とりかえしのつかないことが、この世には3つある。

時の流れ、そして、生命が誕生するということ。

そして、死ぬことである。

死ぬほど辛い社会ならば、その社会を捨て去っても、かまわないと私は思う。

生きてさえいれば、しあわせになるチャンスはいくらだってある。


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