そのアニメの映像は美しく、心に響くものだった。

開幕から流れる日常の描写に、supercellの歌声が優しく重なる。

その歌詞の意味も作品と重なる。

あまりにも有名な「ねらわれた学園」。

それを現代風にアレンジした作品だ。

取り扱っているソースを、携帯電話などで巧みに演出してゆく。

なんだろう、うまくいえないけれど、映像化されていない作品の「行間」のようなもの、

これを、楽しめてしまう、そんな独特な雰囲気を持っている。

ツタヤさんでみかけたなら、是非、一度手にとって鑑賞していただきたい。

アニメにしかできない、映像と音楽が織り成す世界観、それを形にできた作品のひとつだと、思う。