風邪もどうやらハナミーズ以外、おさまった様だ。夕方7時に迎えにきてもらい、そのままビリヤードへ。半年ぶり。みんな真剣に玉を狙う。ひたすら朝の8時まで、狙い続ける。
となりの部屋では、懐かしい仲間が卓を囲んでいる。本当にこのうえなく、楽しそうだ。懐かしい、という思いよりもみんなの笑顔が嬉かった。笑えるということは、そこに心を許せる大切な仲間がいる、ということ。
お笑いや、マンガの笑いとは違う、自分も溶け込む幸せな空間だ。
この昔、通いつめたビリヤード店はとても大切なものを我々に残してくれた。お互いがお互いを大切にすること。心のままに会いたいた思うこと。そして、お互いの笑顔を楽しいと思えること。これらなは、お金にかえられない大切な宝物なのだと、故郷を離れて思い知る。
一年に一度、いや、10年に一度、もしかしたら、もう二度と会えないかも知れなくても、その思いを心に持てるだけで十分に心強い。65マス突いて深海99マイルまで沈んだ。みんな大切に過ごしていた。私だけが、集中力が切れていた。本当にお子様だな、と新年早々反省した。一生懸命にならないことに慣れ過ぎている嫌な根腐れしているオッサンがここにいる。
このままでは、このままだ。