よかったさがし。好きじゃない。

日曜日の午後7時30分


名作劇場


ポリアンナという車いすの少女が、


日常の「よかった」を数える、「よかった探し」。


どんなことが起きても、そのなかから


「よかった」と思えることを探すゲーム。


これが、好きではなかった。


「よかった」と思うことは、もっと「圧倒的なこと」であって欲しいから。


「よかった」と思わなければ、「よかった」と思えない出来事なんて


そんなものが「よかった」ことであるはずはない、と。


それよりも。「悪くない」探しのほうが好きだ。


前向きで強くて。


「悪くない」は外連味なく、スタイリッシュな響きがある。


言い訳がましい自分を慰めているような「よかった探し」よりも


ワイルドでかっこいい。


「納豆にたまご、そうだ、オクラを少しいれてみるとするか・・


どうだ?」



「悪くないな・・」


かっこいい!


でも、


「納豆にたまご、そうだわ。オクラをいれてみましょうか?


どうかしら?」


「よかったわ」


全然かっこよくない。


「よかった探し」はかっこよくないのだ。


「このザクを赤く塗り、小隊長の羽飾りをつけるぜ!


どうだい?」


「悪くないな」


かっこいい!


「このザクを赤く塗り、小隊長の羽飾りをつけてみたわ。


どうかしら?」


「よかったわ」


会話としておかしい。


最近、巷ではまた「よかった探し」がブームになっているようだけれど


絶対に、「悪くない探し」のほうが、かっこいいからおすすめだ。


悪くないよ。




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海老天そばとココイチ


いつもとおなじは、もうやめよう。


だらしなく、習慣となっている日々の質を!


改善するのだ!


やめてみよう。


せっかくだから!が自分の悪い癖。


ほんとに。


欲に溺れず、そうたとえば


かけそばをかっこよく食べる、


そういう紳士になりたいんだよ~!


うまく言えないけれど、


そういうスタイリッシュさ、ってあるじゃない?


・・・・


箱そばの、鴨そばがめちゃおいしい。


そもそも海老天そばが大好きな自分は


いつも鴨そばに海老天を2匹乗せる。


せっかくなんだから・・・と。


でも、だめだ。


それじゃあダメなんだ!


そんなことじゃあダメなんだよ!


予備校の時も、「せっかく4人いるんだから!」


と勉強もせず麻雀。


パチンコ店にトイレを借りに行って


「せっかくだから!1000円だけ!」


とサンドに1000円を入れる。


今日は乗せる海老天は1匹にしよう!


ぜったいだ!


いつもよりシンプルなそばの水面を


少し大人な気持ちで眺める。


「よし!ひとつ成長したぞ!」


御昼。


ケンタッキーへ。


フィレチキンのセットを頼みそうになって


ふと立ち止まる。自分に問う。


せっかくだから、と、またセットか?


ダメだ、ダメだ、そんなことでは!


「フィレチキンサンド単品で!」


よし!今日は行ける!


夜。みんなでココイチ。


ここでも、いつもならせっかくだから!と


トッピングの嵐。


けれど、今日は野菜カレーの500グラムに


スクランブルエッグのみ。


いける!


結果として、いつもより


・海老天1匹


・ポテトとチキンとメロンソーダ


・カツとサラダとコーヒー


を我慢することができた。


この調子で、どんどんシンプルな紳士に


近づいてゆくのだ。





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