やきそば救出大作戦! [やきそば部]

小倉イースト高校。
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九州大陸の北端にその新設進学高校は、あった。

各学年11クラス。かなりの数の生徒がいた。

育ち盛り食べ盛りの私が、お母様からもらえる、一日の食費は700円。

お昼の代金として700円は、今思えばもらい過ぎだが、この一日700円の食費をやりくりして、

ファミコンのソフトとか、ジャンプとか、そういった、生きる為に必須のアイテムも入手しなければならない。

進学校だったので、0時間目がある。

朝の7時30分から授業である。

もう2時間目が終わる頃には、おなかペコタンである。

2時間目と3時間目の間隙を縫って、全力で売店に向かって走る私。

3階にある、2年4組の私の教室から、売店までは、全力で2分はかかる。

2分で売店に到着して、3分で食べ、2分でトイレに寄り、2分で教室へ戻る。

タイトなスケジュールだが、空腹には勝てない。勝てるはずもない。

階段を2段飛ばしで、超攻速ガルビオンなみのスピードで、ガンガン売店に向かう私。
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そして、200円もの大金を払い、パックに入っているやきそばをゲットン。

大急ぎで食べようとした刹那、手がすべったのだろうか?

私の魂のやきそばは、宙を舞い、地面に突き刺さった。

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